自分を変えた一冊（自制２－５日目） - 人生いつでもRe：スタート

今日は天気がいい。きっと桜の名所は人混みであろう。

行きたい気持ちをおさえ、洗濯と掃除をする。毎週末は掃除を欠かさない。風呂とトイレがきれいになると気持ちがいい。

掃除を終えたら、スクワットと腹筋をする。禁欲の日常を取り戻せつつある。

思えば、リセットのダメージは強烈であった。人と会話がしたくない。むしろ、人と目を合わせるのも苦痛であった。なにもかもが面倒くさくなった。ほっといてくれ、という心情である。

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買い物から帰ると、久々に読書をしてみようという気になった。

あの作品に今一度向かいあってみようと思う。

読み始めたら最後、集中し、想いをめぐらせ感動し、わが身の在り方を正すことのできる作品。
はじめて読んだ高校生の自分は、志望校を変更し、受験に挑んだ。
社会人の自分はこの作品を読んだあと、転職活動を始めて、今の会社に入った。

「竜馬がゆく」名作中の名作だ。

ベタであるが、自分にとって唯一の作品だ。

「竜馬がゆく」だけを読んでいればいい。その時の自分に必要なこと、欲しいこと、すべてがこの作品に書かれているからである。
なんでもいい。目的を持って生きてみたい、という気持ちになる。

書店に行くと目に付く場所に、自己啓発本が平積みされている。D〇igoやらホリ〇モンやら著者と題名で惹きつけられる本が目に飛び込んでくる。
社会人や大学生に売れるのだろう。

ページを開いて目次を見ればたしかに面白そうだ。
編集者はキチンと考えた構成をしている。
立ち読みは目次を読むのを知っているから、キャッチ―な作りをしている。

自分もそういった自己啓発本を読みあさった時期があった。

が、いまは全く読まない。

なぜか。誰が書こうが同じ内容に思えるからである。なかには精神論しか書いていないものや、書きつくされた内容ばかりのものもある。

きっと飽和状態なのだろう。みんなが書きつくした感がある。

迷いがあるなら「竜馬がゆく」を読めばいいし、人生を切り開きたいなら「竜馬がゆく」が導いてくれる。

午後から「竜馬がゆく」を読み始める。この作品は、登場人物がみな魅力的すぎる。

一気に作品に吸い込まれていく。

若者の生きざまに感動を覚える。

いのちを燃やしすぎだ。死ぬことをいとわなすぎる。刹那的だ。感銘をうける。

超長編である。すべて読み終わったときにまた新たな自分に出会えるだろう。

読み終わるまでに数週間かかりそうである。至福の時を過ごせそうだ。

↓ 一巻だけでも試しにどうぞ。