感謝の気持ちをつたえたい（自制25日目） - 人生いつでもRe：スタート

桜の咲く季節になった。桜ほど好きな花はない。漆黒の幹から大量の花が咲く。見ていてうっとりする。

でも、３月は毎年憂鬱だ。

年度末で仕事の忙しさもあるが、花粉も飛散し、会社では異動・退職など別れもある。

先日も慕（した）っていた先輩の退職の報にふれた。仕事に厳しく、少し距離があり、あまりバカ話をしたこともなかったが、背中を見てわが身をただすことができる数少ない先輩だ。

常に仕事のことを考え、改善策、新規事業などを開拓、模索している。

休日出勤し、会社への提言書を作っていることもあった。後輩はみな慕っている。
見た目は、この令和の時代にオールバックである。でも、その個性がいい。

家業の木材屋さんを継ぐらしい。４月からは慣れない仕事をし、従業員をかかえ、経営者としてのプレッシャーのなかで四苦八苦するだろう。
だが、この人ならすべてを受け入れてやりきるだろう。そんな頼れる人である。

エールを送りたい。感謝をかたちにしよう。

ということで、餞別になにか送ろうと思い買い物に出た。

しかし、先輩へのプレゼントなんてしたことがない。

だから、自分がもらってうれしいものを送ればいいのかなと思った。

自分はヘアワックスと亜鉛をプレゼントされたらうれしいが、先輩はムースのオールバックだし、たぶん抜きまっくているオ〇猿であるから無用だろう(笑)

あれこれ迷ったあげく、革靴（ローファー）をチョイスした。

なぜ革靴かというと、自分が過去に餞別としていただいたことがあるからである。

ひとによっては靴のプレゼントは迷惑だろう。気に入らない靴なんて、履かないひとは絶対に履かないだろう。

だからこそ、靴のプレゼントは贈るひとの気持ちがこもっているような気がする。

自分はもらったその靴を、いまも結構お気に入りで履いている。

そんなリスクを承知で、心からの感謝の気持ちを込めて渡したいと思う。

かっこいい人を失うのはつらい。さみしくなるな・・・。

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